ヤマボウシとハナミズキの違い見分け方。花・果実・育て方と剪定方法
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6月頃になると山地などでは、ヤマボウシの花が見られるようになり、また街路樹や個人宅の庭木などでも見る事ができます。ヤマボウシは花と果実、そして紅葉と3回楽しめます。ヤマボウシは漢字で山法師と書きます。なんだか崇高な感じがしますね。そんなヤマボウシについてまとめてみました。
ヤマボウシとハナミズキの違いと見分け方
このヤマボウシの花、ハナミズキの花は見た目がよく似ています。両方ともミズキ科のミズキ属になります。この2つの花は見た目がそっくりなので、違いや見分け方のポイントがわからないという話を聞きます。
確かにこの2つの花は見た目そっくりですが、よーく見ると違いがわかります。
まず決定的に違うのは樹木です。ヤマボウシの樹皮はサラっとしているのに対し、ハナミズキの樹皮はデコボコに細かく割れています。この樹木の樹皮を見比べてみると見分けやすいです。
細かい点でいうと、ヤマボウシの花は先が尖っているのに対し、ハナミズキの花は先が丸いです。
豆知識ですが、ヤマボウシの花が5月の中旬頃に咲くのに対し、ハナミズキの花は4月の下旬頃と、ハナミズキのほうがヤマボウシよりも開花時期が早いです。
また、ヤマボウシは葉が出来てから花が咲くのに対し、ハナミズキは逆で、花咲いてから葉が出来るらしいです。こんな違いもあり面白いですね。
ヤマボウシとハナミズキ、どっちがどっちか見分けがつかない時は樹皮と花の形を見ると良いですね。
やまぼうしの花と果実
ヤマボウシの花びらにみえる部分、実はこれ花びらではなく、“総苞(そうほう)”といって葉の一種で、花弁のように見えているだけなんですね。秋頃になると、直径1〜3cm程の赤い実を付けます。この果実は食べる事が出来、果肉の味はマンゴーのような甘さがあります。
果皮も熟したものはザラザラした砂糖粒のような食感があります。この実は果実酒や山法師酒として使われます。
ヤマボウシの育て方と剪定について
新緑や紅葉も綺麗なので、庭木のシンボルツリーとしても人気があります。ヤマボウシの植え付けの時期は2月〜3月、もしくは11月〜12月が良いでしょう。極端に寒い時期は避けます。
場所は日当りの良い所を選び、春〜秋は充分に水を与えます。用土は水はけの良いものを選びましょう。冬は休眠しているので乾かし気味で大丈夫です。
肥料は冬は油かすと、骨粉を混ぜたものを株もとに与えます。
ヤマボウシの剪定の時期は2月上旬頃が良いでしょう。下手に手入れをすると樹形が乱れるので、本来は自然のままが理想です。気になる場合は残したい枝以外の“からみ枝”や“車枝”などを根元から切り取ります。
ヤマボウシの花
シンボルツリーとしても人気のヤマボウシ。下記の動画を観ると、お庭にヤマボウシを植えた時の感じが伝わります。山法師 (やまぼうし) DSCN0153.AVI
下記の動画では庭園に咲くヤマボウシの花が鑑賞頂けます。PhotoStory1ヤマボウシが熟れた!.wmv
下記の動画ではヤマボウシの赤い実が鑑賞出来ます。まとめ
白く可愛い花びらに見えるのは、実は葉の一種だったんですね。ヤマボウシの果実酒は、甘くコクのある味との事なので、今度味見してみたいものです。
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