ウツギ【空木】の花・種類・育て方・剪定。俳句の季語に用いられる。

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5月〜7頃になると山野で、ウツギの花が観られるようになります。

このウツギ、漢字では“空木”と書きます。茎や根の中心部分の随が、空洞になっているところから“空ろ木(うつろぎ)”が変化して“空木”になったのが、この名前の由来言われています。

卯月(4月)に咲くところから、別名ウノハナ(卯の花)とも呼ばれ、また、見た目が雪のように白いところから、ゆきみぐさ(雪見草)とも呼ばれています。

そんなウツギについてまとめてみました。

ウツギ【空木】の花・種類・育て方・剪定。俳句の季語に用いられる。

ウツギの花と花言葉は?種類もいろいろ

ウツギの花言葉は“古風・風情・秘密”。

開花時期は5月〜6月。枝の先に1センチ程の小さな、白い花をたくさん咲かせます。細長い花びらを5枚咲かせ、八重咲きのものもあります。ウツギの花を見かけると梅雨も近いそうです。

ウツギには、○○科の○○ウツギという名の木が数多くあります。

● アジサイ科
バイカウツギ・ノリウツギ
● バラ科
コゴメウツギ
● ユキノシタ科
ウツギ・バイカウツギ・マルバウツギ
● ドクウツギ科
ドクウツギ
● ミツバウツギ科
ミツバウツギ
● スイカズラ科
ツクバネウツギ・ハコネウツギ・タニウツギ・ニシキウツギ
● フジウツギ科
フジウツギ・コフジウツギ

などなど種類が沢山あります。

ウツギは古くから俳句でも親しまれている。

このウツギの花は、古くから俳句などの季語に用いられてきたようです。

● 梅 こひて卯花拝むなみだ哉
● 卯花も母なき宿ぞ冷じき
● 卯の花やくらき柳の及びごし
松尾芭蕉

● 卯の花や盆に奉捨をのせて出る
夏目漱石

現代でも多くの方が、この卯の花を季語に用いて俳句を読んでいるようですよ。

ウツギ 育て方・剪定

ウツギの植え付けは落葉期の10月頃、もしくは4月頃が良いでしょう。ウツギは日当りの良いところを好みます。

土は湿った土を好みますので、水はけの良い土を選び、春から秋にかけてはたっぷりと水をやりましょう。秋以降はやや乾かし気味でも大丈夫です。

肥料は春と秋に、油かすに骨粉や化成肥料を混ぜたものを与えましょう。

剪定は開花後、古枝を株元から数本間引き、枯れた枝も切り落とします。枝同士が混み合っていない時は、無理して切る必要はありません。

渓流・初夏の花々09「空木(ウツギ)」

下記の動画では初夏の山野に美しく咲くウツギの花を観賞頂けます。


ウツギの花

下記の動画ではウツギの花を観賞頂けます。


おからはなんで卯の花というの?

ちなみに“おから”の事を“卯の花”と呼びます。

これはおからを、ウツギの白い花に例えたものなんですね。おからという言葉は“お空”、つまり搾りかすという意味なので、演技が悪い事から卯の花という名前に置き換えられたと言われています。また包丁を使わずに食べられるので雪花菜(きらず)とも呼ばれます。

これら名称は、室町時代に宮中や院に仕えた女房達が使い始めた女房言葉からきています。
ちなみに女房言葉は他に

おにぎり・おむすび(握り飯)
おはぎ(牡丹餅)
おじや(雑炊)
おかき(欠餅)
おかず(御菜)
おこわ(こわめし)
おひや(水)
おかか(鰹の削り節)
おさつ(さつまいも)
おでん(味噌田楽、煮込み田楽)
おなか(腹)
おなら(屁)

などがあります。

まとめ

ウツギの花って綺麗ですね。古くから俳句の季語として読まれていたのは知りませんでした。また、たくさんの種類があるのも驚きました。今度、山に登った時に見つけてみようと思います。

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