クマゼミ(熊蝉)の鳴き声や分布・生息地と幼虫〜成虫までの一生
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セミの鳴き声が聞こえてくると夏本番だなという気になります。セミにも種類がたくさんあり、鳴き声も体の大きさもそれぞれ違います。中でも体長が60〜70mmと比較的大きいのが“クマゼミ(熊蝉)”です。今回はクマゼミのことをまとめてみました。
クマゼミ(熊蝉)の分布と生息地は?
クマゼミは暖かい地域の平地や低山地に生息しています。関東地方よりも西の方に多く生息しています。都市部でも公園や街路樹で見る事が出来ますね。成虫は7月の上旬から9月の上旬辺りに見ることができます。
クマゼミの一生。幼虫から羽化して成虫となり活動するまで
クマゼミの幼虫は何年もの間、土の中で過ごし、夏になると夕方に土の中から幼虫が出てきます。(一説には6年間といわれています。)クマゼミの幼虫は、土の中で既に5回も脱皮しています。土の上に出た幼虫は、葉の裏にしがみつき羽化します。羽化後は一晩をかけて体が固まるのを待ちます。
成虫の寿命は2週間程とされていますが、中には30日生きたという例もあるようです。
クマゼミの鳴き声は?
クマゼミは主に日の出から正午の間に鳴きます。特に午前7時頃から午前10時頃までは盛んに鳴きます。鳴くのはオスだけで、メスは鳴きません。オスは腹を激しく動かして鳴きます。オスはメスの気をひくために一生懸命に鳴いているんですね。
鳴き声は「シャシャシャシャ…」と鳴きます。雨の日はあまり鳴かずに木の幹の樹液を吸っているようです。
クマゼミの鳴き声/Kumazemi
下記の動画では、クナゼミの泣く姿がご覧になれます。まとめ
セミはとても長い間土の中で過ごし、わずか2週間足らずで亡くなるんですね。鳴き声をうるさく感じる時もありますが、あの鳴き声はその集大成のようなものかもしれませんね。
「閑さや 岩に染み入る蝉の声」という芭蕉の句もありますが、セミの鳴き声は夏の風情を感じます。
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